Ogawa Administrative Solicitor Office

所長 小川由美子 より ご挨拶と当事務所の運営方針について

ご挨拶

船橋の習志野台、坪井地区を拠点に行政書士として開業いたしました小川由美子です。

子供の頃から慣れ親しんだ土地で、沢山の方々に支えられながら培った社会経験を基に、これからは地域の皆様の一番身近な街の法律家としてお役に立ちたいと願っております。

特定行政書士
総務省 千葉県東葛飾地区(船橋市)行政相談委員
入国管理局申請取次者
運行管理者(貨物・旅客)
コスモス成年後見サポートセンター千葉県支部所属
船橋市行政相談委員(総務省委嘱)

きっかけは「敷金返還トラブル」

 数年前、親族が10数年暮らしたアパートから出るときに立ち会いました。

 相手は全国ネットの大手不動産管理会社。家具を全て運び出した部屋の中を見て、まわり修繕の必要な箇所などのチェックをします。その場で修繕費の大まかな見積もりが作られ、大まかな金額が記入された契約書に署名捺印を求められたのです。
 請求金額は戻る予定の敷金の3倍の金額でした。妥当な請求であるのか、検討の余地も与えずに承諾を迫る態度に不信感を持ち、正確な見積書を後日送付するように要求しました。
 私も家に帰り、入居時の契約書の確認をしたり、国土交通省のガイドラインを取り寄せたり、消費者センターに助言を求め、結局こちら側の言い分について内容証明郵便を送付し、何度かの交渉の後に敷金の金額を修繕費の上限とすることで折り合いをつけました。
 元々、部屋の建具の破損等も自覚しており、全く負担を拒む気は無かったものの、経年変化を考慮せずに新築の状態への原状回復義務を押しつけられることに抵抗したのでした。
行政書士って?
 その頃の私には時間とエネルギーがたっぷりありましたので、「経年変化」とか「原状回復」と耳慣れない言葉も一つずつ調べて対処しましたが、大抵の人はプロ(この場合は不動産管理会社)を相手にすると臆してしまい、請求されるままに支払っているのではないでしょうか。
 それまでの私は「法」というものに興味を持ったこともありませんでしたが、私たちの周りには「法」を知っていれば役に立つことが沢山あることにその時に気が付きました。
 行政書士法一条の二によると、「行政書士は他人の依頼を受け報酬を得て、官公庁に提出書類、その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成することを業とする。」と、あります。権利を守るために内容証明郵便を作成することも、後でトラブルの起きづらい契約書を作成することも行政書士の仕事です。
 まずは、お気軽にご相談下さい。
 はじめから、「これは行政書士の仕事だから相談してみよう!」なんて考えずに気軽に何でもご相談下さい。
 私自身、他の士業との業際について最近まで詳しく知りませんでした。
 敷金返還トラブルのときもどこに相談を持ちかけたら良いのかわからず、ずいぶんと時間がかかりました。
 行政書士となった私が、何でも皆様の悩み事を解決できるわけではありません。
 でも、困ったことが起きたときにまず声をかけていただければ、道案内はできると思うのです。
 ご相談の中で必要であれば、弁護士や司法書士、税理士、社会保険労務士をご紹介することも致します。
 そして、私自身が難しい法律用語などで苦労した覚えがありますので、「出来るだけわかりやすい言葉で丁寧に」、を心がけながら、
・ 金融機関に勤めた経験とファイナンシャルプランナー(A F P )資格を活かして相続や遺言に関するご相談
・ 社会福祉法人に勤めた経験を活かして成年後見や介護問題に関するご相談
・ 自動車ディーラーで営業職の経験を活かして車庫証明や車両登録業務など、
幅広い社会経験から少しでも貴方のお役に立ちたいと思っております。

行政書士とはどの様なお仕事なのかを簡単に説明しています

行政書士は、行政書士法(昭和26年2月22日法律第4号)に基づく国家資格者で、他人の依頼を受け報酬を得て、役所に提出する許認可等の申請書類の作成並びに提出手続代理、遺言書等の権利義務、事実証明及び契約書の作成等を行います。


行政書士が、官公署に提出する書類等を正確・迅速に作ることにより、皆様の生活上の諸権利・諸利益が守られ、行政においても、提出された書類が正確・明瞭に記載されていることにより、効率的な処理が行われるため、行政書士の必要性は極めて高いものです。


業務は、依頼された通りの書類作成を行ういわゆる代書的業務から、複雑多様なコンサルティングを含む許認可手続きの業務へと多岐にわたり、高度情報通信社会における行政手続きの専門家として活動しています。


行政書士は、法律専門国家資格者の中でも特に幅広い業務範囲を持ち、皆様の生活に密着した法務サービスを提供しております。

規則により制定されている行政書士の徽章は、秋桜(コスモス)の花弁の中に「行」の文字を配したもので、調和と真心をあらわしています。
行政書士の徽章が意味するように、行政書士は社会調和を図り、誠意をもって公正・誠実に職務を行うことを通じ、皆様と行政との絆として、皆様の生活向上と社会の繁栄進歩に貢献することを使命としています。

行政書士倫理綱領

行政書士は国民と行政とのきずなとして、国民の生活向上と社会の繁栄進歩に貢献することを使命とする。

 1、 行政書士は、使命に徹し、名誉を守り、国民の信頼に応える。

 2、 行政書士は、国民の権利を擁護するとともに義務の履行に寄与する。 

 3、 行政書士は、法令会則を守り、業務に精通し、公正誠実に職務を行う。

 4、 行政書士は、人格を磨き、良識と教養の統治を心がける。

 5、 行政書士は、相互の融和をはかり、信義に反してはならない。

日本行政書士連合会